DWがどんどん下がっていく・・・

透析の診療をしていますと、ドライウエイト(DW=至適体重)を下げられることを何よりも嫌う患者さんがいます。
そのような患者さんに医者はだいたいこう言います
「DWをさげないと、呼吸困難になって運ばれちゃうよ」
「やせちゃったんだから、それにあわせなきゃ」
「もっと食べたら?」
「もっと運動したら?」

・・・もっとできることはないでしょうか・・・

健常者でも年齢とともに筋力が落ちていきます。
「しっかり食べてしっかり透析すること」と
「日常的な運動」が良いことはいうまでもありません。

しかし、普段の透析条件が体重を下げている可能性があります。

つまり、
DWがさがったのを、真っ先に「患者のせい」=「自己管理のせい」にするのは間違いです。
医療者はちゃんと透析条件を考えなくてはいけません。

他の項でも述べました
「生態適合性のよい膜」や
「前希釈On-line HDF」は
DW低下予防に有用です。

目の前にいる高齢透析患者さんに「PS膜」の使用が本当に必要か。
β2ミクログロブリンの除去を優先する流行のダイアライザーの選択肢は目の前の患者さんに当てはまるのか。

おぐら内科・腎クリニックでは生体適合性の高い膜(EVAL膜やPMMA膜)を積極的に使用します。もちろんハイパフォーマンスの高い膜も含め、数ある選択肢の中から、「透析専門医」が患者さん1人1人にあった透析処方をいたします。

おぐら内科・腎クリニック (栃木県小山市)  小倉 学