透析プロダクトはいくつ?

しっかり十分な透析をすることが体によいことは、さまざまな科学的証明がなされています。透析の「量」を数値で表したのが、ヘモダイアリシスプロダクト(HDP)です。2002年にScribnerとOreopoulosが発表しました。

HDP=(1回の透析時間) × (1週間の透析回数)

という式で、HDPが70 以上の患者では、臨床症状が良好であるとしています。
日本の透析では週3回、4時間治療が一般的で、多くの患者がこの治療を受けていると思われます。
しかし、そのHDPは

HDP=4×3×3=36 にしか過ぎません。

たとえ、1回5時間やっても、HDP=5×3×3=45とHDP70以上というのは難しい目標です。
お分かりかもしれませんが、1回の治療時間より、週の回数のほうが、2乗される分重要な項目です。
たとえば、週4回であれば、HDP=4×4×4=64と70に近づきます。

しかも、4回では中2日が無いため、患者さんは楽になると言われています。
(中2日あいたとき、体調悪い人も多いでしょう)

しかしながら、現在の診療報酬では、月14回までしか報酬の請求が認められてはいません。
おぐら内科・腎クリニックでは、希望があれば、週4回、あるいは週3.5回(2週に1回は週4回)などの治療に応じられるように努力していきたいと思っています。

すべては、透析患者さんが元気で長生きする為です。
そのために何ができるのか、医療者も患者さんも共に考えましょう。

            おぐら内科・腎クリニック (栃木県小山市)  小倉 学