普遍的食事療法は「塩分制限」

腎臓病患者さんの食事指導内容は病気の進行によりそのつど変わります。

たとえば、
糖尿病性腎症の患者さんは初めはカロリーのことばかり指導されます。
患者さんの頭の中もカロリーのことばかり。

腎症が進むと糖尿病のコントロールは良くなる人も多いので、
あまりカロリーのことを厳しく言われなくなりますが、
それに変わってカリウムと蛋白の制限を指導されはじめます。

透析導入されますと、今度は水分制限が特に厳しく言われ、
蛋白制限は導入前に比べて軽くなります。。。

このような指導の内容が、早い人だと数ヶ月~数年のうちに変わっていきます。
患者さんとしては何が自分の体によいのかさっぱりわからなくなってしまうようです。

唯一、ほとんどの腎臓病患者に一生不変的な指導は
「塩分制限」です。
そして、これが一番簡単でわかりやすい制限です。
正直、塩分制限が実践できない患者さんには、もっと難しい蛋白の制限は現実厳しいと思います。

塩分制限こそ食事療法の「登竜門」なのですね。

おぐら内科・腎クリニック (栃木県小山市)   小倉  学