リン(P)が高いと「何食べたの!?」

透析室でよく見る風景

看護師 「Aさん、今回のリンがすごく高かったよ!週末何食べたの??」
患 者 「・・・・」
看護師 「何かたべたでしょう~?思い出して」
患 者 「・・・うなぎを少し。」
看護師 「そうだ、きっとそれよ!ダメよ、たべちゃ」

先月は外食して注意され、今週はうなぎを少々食べ注意され、
患 者 「来週の法事では何も食べるものがなくなりそうです。。。(涙)」

・・・こんなことをずっと目の当たりにしてきました。

Pが高い患者さんは生命予後が悪くなります。心血管系合併症や骨合併症の原因にもつながります。だから、看護師さんも患者さんのことを考えて・・・

でも、本当に食べ物だけの問題でしょうか。

採血する月曜日の前、中2日透析があきますよね。中2日あかなければこんなにリンが高くならないかもしれません。
長時間透析など十分な透析量を確保すれば、あんなに大量のリン吸着薬を飲んだり、看護師さんに起こられないかもしれません。

長時間連日透析などをしている在宅透析患者さんは、逆にリンが低いからもっと食べようと指導されたりします。カナダなどでの長時間透析では、リンの低下を防ぐために、透析液にリンを補充しています。・・・反対に日本では、リンの吸着薬が売れて、どんどん新薬が出ています。

この違いは、透析量の違いにあると思います。
おぐら内科・腎クリニックでは、透析量を増やすために最大限の努力を惜しみません。患者さんと相談しながら、それぞれにあった最適な透析を行っていきましょう。

              おぐら内科・腎クリニック (栃木県小山市)  小倉 学